ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

出発間近

 ベラルーシに出発する日が目の前に迫って来ました。昨日はスーツケースが一足先に成田空港へ向けて出発しました。重さは21キロ、本番があるためとても荷物が多く、もう一つ小さなキャリーケースを当日持って行って成田で預ける予定なのですが、ビジネスクラスは30キロまでなので余裕がありそうです。
 
 実は先週末からいろいろあってガタガタと体調を崩し、不安に満ちた週になってしまいました。荷造りも母に手伝ってもらってやっと済ませたのですが、案の定忘れ物が一杯…入れ忘れたものは自分で持って行くしかありません。
 体調が悪くなるとてきめんピアノの調子にも響いてきます。

 今頃になってどうして…

 悩んでみてもはじまりません。ピアニストはどんなときでもとにかく弾かなければならないし、弾くことしかできないのです。
 今日は全曲を通す練習はあきらめて、楽譜を見直しながらゆっくりさらってみました。18日(出発前日)に東京でもう一度レッスンがあるので、精神的には随分楽です。

 嬉しい知らせが一つ…

 5月に東京でリサイタルを聴いたモスクワ音楽院教授のピアニスト パーヴェル ネルセシアンが24日にチャイコフスキーコンサートホール(モスクワ)でピアノコンチェルトを弾くそうで、招待のメールがフォーラムの主催者に来たそうです。フォーラムの一行はすでにペテルブルクに行ったあとなのですが、私はまだモスクワに残っているので、行くことにしました。
 再びパーヴェルに会えるのはとても楽しみですね。彼は10月にリサイタルのため札幌に来ます。

 体はまだ本調子ではないけれど何とかあと数日で治して、頑張って行ってきます…