ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシア大統領選挙

 よその国とはいえ、12年間語学を学び続け 何度も訪れたことのある国のことですから気になります。メディアでも今日は多い。ロシアのピアノの先生や友人達の顔が次々に浮かんで、今日は皆投票に行っているんだろうな、と思っていました。
 国が東西に長いロシアは国内に11もの時間帯があるため、選挙も時間がかかるんですよね。一番東のカムチャツカではもうとっくに投票が終わってしまっているのに、このブログを書いている今現在(午後10時半)モスクワは午後4時半、投票も時間がかかります。この感覚は私たち日本人にはなかなかわからないのではないかと思います。

 ソヴィエト連邦が崩壊した後この国ほど激しい変化をとげた国はないのではないでしょうか。私は初めてロシアに行ったのが1995年なので、ソヴィエト時代は知りません。しかし その後何度もこの国を訪れるたびにその変化を肌で感じてきました。市場経済が浸透し、街のあちこちにおしゃれなお店やレストラン、派手な広告が出現、テレビの番組も変わってきました。ピアノの勉強のためにちょっとだけ訪れた外国人の私がこれだけ感じるのだから、住んでいる人たちはもっともっと日常生活の変化を感じているはずです。

 この選挙で当選確実といわれているメドベージェフ氏は自分と同年代です。この国は新しい指導者のもとで今後どのように変化していくのでしょうか?
 
 レッスンに通うためには、あまり物価が上がると困るんですけどねえ…