ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

雪…ゆき…ユキ…

 ここのところ4~5日はとても忙しく 全くこのブログを更新するヒマがありませんでした。その怒涛の日々の始まりとなったのが26日 土曜日だったのです…

 この日は姪が到着し、入れ替わりに私は仕事のため土曜メンバーのレッスンのあと東京へ行くことになっていました。父は新千歳空港に私を送り届け、帰りにお子様ひとり旅で来る姪を連れて帰ってくる予定でルンルン気分で準備…前日の天気予報でこの日は荒れると言っていたので心配はしていたのですが、雪は降っていなかったので、大丈夫だろうと思ってレッスンをしていました。
 
 ところが…

 最後の生徒さんのレッスン中 羽田空港の義弟(姪の父親)から電話が…
 何と姪の乗る予定の飛行機が 千歳空港悪天候の場合は羽田に引き返すか旭川空港に向かうと言われたので、父が旭川まで迎えに行けるか、ということ…

 そんなにひどい天気なんだ…

 茫然としながらとにかく父に電話をまわす…

 小学校4年生の子に一人で旭川(千歳から約170キロ)から来させるわけにはいきません。もし父が迎えに行けないようなら、飛行機には乗せられないですよね。
 孫の到着を指折り数えて待っていたであろう父はしばらく電話で話していましたが
 「乗せなさい。旭川まで迎えに行くから…」

 とりあえず新千歳空港で私を降ろし もし姪の飛行機が旭川に向かうようなら汽車で行くつもりで(吹雪で車が立ち往生すると姪が旭川空港で一人で待つことになるので)実家を出発。
 途中で降り出した雪はあっという間にひどくなり、視界が悪くなってきました。千歳に着いたときには視界は300メートルもなかったと思います。私は30分ごとに携帯で姪の飛行機の発着案内をチェック…

 新千歳空港で私はまず自分のチェックインをし、慌てて姪の飛行機の到着口へ。幸いにも姪の飛行機は千歳に降りられるとわかってホッ…
 しかし 飛行機が着陸するまでには随分時間がかかり、結局私は姪には会えずに自分の搭乗口へ。なのに私の乗る飛行機も使用機が着陸できず、2時間も遅れることに…

 こんなんだったら姪の来るのを待っていれば良かった…

 しかし 二人ともラッキーでしたね。姪の乗った便と私が乗った便のあとはほとんどの便が欠航だったのです。翌朝 ホテルのテレビで多くの方が空港で夜を明かしたと知って茫然…
 
 北海道の冬にはワンシーズンに数回こういうことがあるのです…