ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

キーボードを買いました

 ピアニストという人種は毎日練習をするものなので、ピアノのない場所での練習をどうするかはとても頭の痛い問題です。旅行先や音の出せない早い時間に出発しなければならないときなどは、毎朝のウォームアップなしで舞台に立たなければならないこともあります。

 教室の発表会のときも会場入りは9時前後、出発は8時前ということがほとんどで、調整が充分できないまま演奏を迎えることが多いです。年齢とともにウォームアップなしではだんだんきつくなってきた上、今年のプログラム(グアスタヴィーノとヒナステラ)は大変ハードなので、指ならし用のキーボードを購入しました。

 

 購入にあたって一番悩んだのは、できるだけピアノのタッチに近いものでありながら持ち運びが楽にできるかということでした。結局決めたのは重さが2キロ弱というもの。もっとピアノのタッチに近いものもたくさんありましたが、これ以上重くなると、特に海外に持っていくのが大変になります。

 鍵盤はかなり軽めですが、それでも鍵盤でウォームアップができるだけでずいぶん違います。使い勝手はまだこれからということでしょう。またこれはPCに接続するとMIDIキーボードにもなるようです。まあこれについては発表会が終わってからゆっくり取り組みます。

 発表会当日は早めに会場入りして、ピアノの調律をしている間控室でこれでウォームアップをする予定です。