ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

姪のバレエ 2011年春

 まさか こんな形で一緒にレッスンをする日が来るとは思いませんでした…

 東北関東大震災による東京への影響も予想をはるかに上回る深刻なもののようです。停電のため電車は動かず、生活必需品も欠乏しているという情報が入ってきています。
 姪(小学校5年生)の学校は午前授業で給食もなし(多分材料を運べないのでしょう)、停電のため習い事もすべてストップ。そして原発放射能の問題も…
 妹(姪の母親)はすぐに 落ち着くまで彼女を札幌に避難させることを決めました。

 「バレエの稽古がしたい…」彼女はそう言いました。私は昨日水曜日のクラスに出たときに先生に子供でもビジター受講ができるかどうか聞いてみることにしました。
 折悪しく今は発表会の前なので、子供のクラスはすべての時間を発表会のリハーサルに使っていて一般のレッスンは行っていないとのことでしたが、大人のクラスは短縮で行っているということ。通常は大人のクラスの受講は中学生以上とのことでしたが、今回は特例として受け入れて下さることになりました。本当に有難いことです。 
 
 早速 今日私も一緒に受講。大人の中に混じって最初は少し緊張ぎみでしたが、少しずつ慣れていったようです。物怖じせずに自分のペースを守ってやっていました。一方の私は彼女が気になって間違ってばかり…
 「できるだけ詰めてレッスンしたい」と言っていて、明日も行くそうです。明日は私はロシア語のため一緒に行けないのですが、一人でも大丈夫のようです。

 何とかこれでテクニックと体型を維持して、また東京に戻ってレッスンに行けるようになると良いですね…この地震の影響を受けたすべての人々に一日も早く通常の生活が戻ることを祈るのみです…