ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

サハリンアンサンブル「火の鳥」 公演

 10日金曜日 ロシア ユジノサハリンスクからの民族アンサンブル「火の鳥」の公演がありました。

 この団体はユジノサハリンスクの芸術学校「エトノス」の優秀な生徒を集めて誕生したもので、(プログラムより)数々のコンクールで優秀な成績をおさめているということです。レパートリーの中心はロシアの輪舞歌、舞踊歌など。子供の頃からロシア バレエが好きだった私はロシアの民族舞踊にもとても興味があり、楽しみに出かけました。

 メンバーは12才から14才とまだ若いのですが、よく訓練されていてアンサンブルもしっかりとしています。そして何よりも強く感じたことは、若くても彼らにはすでにアーティストの魂が宿っているということでした。

 昨日は彼らとの交歓会があり、出かけました。間近でみる彼らは普通の子供たちに見えました。(でも 舞台に出るとちゃんと舞台人の顔になるのですね)食事をしたり、ゲームをしたりの楽しい時間を過ごしました。ただ 私は 皆の前で公演の感想を日本語とロシア語で話すように言われ、ガクガクに緊張しました。突然言われて日本語でも何を言ったらよいかわからないくらい混乱したのですが、自分が子供時代 ロシアバレエに憧れてバレリーナになりたかったこと、そのためロシアの民族舞踊にとても興味があって、楽しく公演を鑑賞できた、ということだけは辛うじて話しました。

 でもやっぱり少し準備ができれば、もっと言えたことはたくさんありました。これからはどこに行ってもロシア語で一通りの挨拶ができるように、準備しておきます。
 それと… やっぱり辞書は必ず持って行った方が良いみたい…(昨日は忘れて行ったのだけど)