ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ソルト

 最近ハマッているシベリア鉄道
 愛読している「地球の歩き方 シベリア鉄道とサハリン」という本には シベリア鉄道9300キロの全駅名が載っているのですが、その中の一つにふっと目が行きました。「イルクーツク」(シベリアの中央部 バイカル湖のそばにある街)という駅名の次に「イルクーツク ソルト」という駅がもう一つあるのです…

 「ソルト」ってなんだろう…まさか塩ではあるまい…

 夜中 考えだすと眠れなくなり、辞書を取りに階下へ…何もこんな時間に調べなくても…

 露和辞典を見ると「等級」「品種」…何かヘン…

 よくよく見るとロシア語の綴り сорт のあとにピリオドがついている…ってことは何かの省略形?

 またまた辞書…この単語の後をずっと見ていくと…

 сортировочная станция 「操車場(鉄道)」  これだっ…

 めでたしめでたし…わかってすっきり…再びベッドにもぐりこむ…

 夜中 ヘンなことに気をとられて起きていたので、朝は当然起きられず 10時過ぎまで爆睡…(休みの日でホントによかった)私ってホントにバカ…

 「地球の歩き方」によるとモスクワ、イルクーツク間は5153キロ…昔「デカブリストの乱」の容疑者が多数シベリア送りになってこの街にきたと書いてあるが、当時は歩きだったんでしょうねえ…
 うーん!いくら刑罰だからといっても その過酷さは想像もつかない…