1995年以来何度もロシアに勉強に行くようになって、ロシア語の習得が私にとっての必須課題になっています。働きながら語学を学んでいる方のほとんどが感じていることと思いますが、勉強する時間を作ることはなかなか大変なのが現実です。
1995年10月 私は初めてピアノのレッスンを受けるために一人モスクワへ行きました。そのときの私のロシア語力は簡単なあいさつと文字が辛うじて読める程度でした。ホテルは英語が通じましたが、一歩外に出ると地下鉄の駅名さえもロシア文字のみの世界…買い物をするのさえドキドキし、怖い思いをたくさんして帰ってきて、この次行くときにはロシア語ができるようにして行こう、と決心したものでした。
以来12年…教室に通ったり、ロシアの方がいらっしゃるパーティーに参加したり、ラジオやテレビのロシア語講座を何度も聴き直したり、と私のロシア語の勉強は続いています。その間に何度もロシアへ行き、山のように恥をかき、悔しい思いもたくさんしてきました。
「ロシア語を自由に話せる人が羨ましければ勉強すればいいじゃないか!」2001年私がモスクワに行っていたとき ホストマザーとして私を泊めてくれたアーニャはこう言いました。本当にそのとおりですよね。ただ人を羨ましがっていても何も生まれない、自分で進んでいかなければならない。今でも時間の確保に悩み、くじけそうになったときは、彼女の言葉を大切に思い出しています。
現在はラジオ講座を中心に勉強をしていますが、やはりこれだけでは不十分だと思っています。日本語を使えない授業で、モスクワの方が普段話すスピードに慣れ、怖くなく受け答えができる訓練が必要だと痛感し、春になったら始めたいと考えています。
そして 次にロシアに行ったときにはもっと上手に話せるようになることを夢見ています。