ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

初リハーサル

 昨日(8日)、15日に演奏するベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の初リハーサルが行われました。ピアノ協奏曲のオーケストラの部分を弦楽五重奏(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)に編曲した室内楽版です。

 この室内楽版は最近、昨年のチャイコフスキーコンクールで2位に入賞した藤田真央さんが第1楽章を演奏していたのをTVで観ましたが、第2、3楽章は全く動画などが上がっていなかったので、オーケストラの部分が弦楽五重奏だとどのような響きになるか想像できなくて少々不安に思っていました。

 しかし、オケの経験が豊富な5人は2時間少々のリハーサルでこの室内楽版をオーケストラのような雰囲気で響かせることに成功しました。私は初め非常に緊張していましたが、次第にこの版の雰囲気に溶け込めるようになり、良い雰囲気でリハーサルを終えることができたのではないかと思います。私自身も帯状疱疹から復活して気持ちが前向きになってきました。

 来週、前日の14日にもう1回リハーサルがあるので、そのときに細部の確認をしっかりして本番に臨めれば、と思っています。

 

 チケットはまだ間に合いますので、「聴いてみたいな」と思われた方は、ご連絡下さいませ。当日受付にチケットをご用意いたします。

 

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